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ミラジーノのヘッドライト(バルブ)交換について

ミラジーノはL70#の後半からHIDも選択できるようになりましたが、ハロゲンバルブを使っている車両も多く、
また、ハロゲンバルブ以外のバルブに交換する人も少なくないです。

そこで、今回はバルブの種類と特徴について紹介したいと思います。

ヘッドライトバルブの主流は3つ

・ハロゲン
・HID(日産はキセノン、トヨタはディスチャージヘッドライトと呼んだりもします)
・LED

ハロゲン

1960年代に白熱電球に代わって登場し、HIDが登場する前までは、ほぼ全ての車で使われていました。
アルゴンや窒素等の不活性ガスとハロゲンガス(ヨウ素・臭素等)を封入した電球に通電することで発光します。
暖色系のやさしい光が特徴です。

HID

1990年代に実用化され、HIDは「High Intensity Discharge」の略語であり、日本語では高輝度放電ランプと言います。
電球内に封入したキセノンガスに通電することで発光します。
1990年代に実用化され、2020年現在も多くの車に採用されています。
青白い光を放ち、ハロゲンランプより3倍も明るく寿命も長い事が特徴です。

LED

その名の通り発光ダイオードを使用したヘッドライトです。
量産車では2007年に登場と比較的新しく、2020年現在、メーカーオプションで選べる車両も増えてきています。
発光色は白く、消費電力が低く、発熱量も低いという特徴があります。

 

バルブの特徴

バルブ毎の長所短所を考えてみます。

ハロゲンランプ

長所:バルブの値段が安い。
   発熱量が多いため、ライトについた雪を溶かすことができる。
   暖色系の光がとても優しい。
短所:寿命が短い

HIDランプ

長所:光が青白くとても明るい。
短所:価格が高い。
   起動に時間がかかる。
   バルブが熱くなる。
   バラストなど部品点数が多くハロゲンからの交換に手間が掛かる。

LEDランプ

長所:白い光でハロゲンより明るい。
   低消費電力なので発熱量も少ない。
   起動が早いため、キレの良いパッシングも可能になる。
   バルブが熱くならない。
   長寿命、部品点数も少なくハロゲンからの交換も容易に出来る。
短所:価格が高い。
   発熱量が少ないためヘッドライトについた雪を溶かすことができない。
   雪が溜まった場合暗くなる。

 

バルブ交換における注意点

HIDもLEDも多くのメーカーから販売されており、価格も安い物から高い物まで様々な商品が存在します。
多数ある商品の中で、やはり一番気を付けたい事は、車検に対応しているかどうかではないでしょうか。


2015年9月1日から、車検時のヘッドライトの測定ルールが変わり、
これまでは、ヘッドライトの明るさはハイビームで測定していましたが、ロービームでの測定に変わりました。

法規上ではロービームは「すれ違い灯」、ハイビームが「走行灯」とされていたので、これまではメインのハイビームで測定となっていましたが、
現実はハイビームで走れる場面は少なく、日本の道路事情に合わせて「ロービームで明るさを測定する」という方針に変更になりました。

ハイビーム測定からロービーム測定に変わった事により、配光(光のカットライン)を注意する必要が出てきました。

配光(光のカットライン)がきちんと出ていないと、テスターが正しく測光ポイントを拾えない場合があり、
テスターが正しく測定できない=検査NGとなるケースがあります。

純正のヘッドライトは、純正バルブに合わせて設計されています。
バルブの光源の位置が純正からズレると、リフレクターに対しての光の当たり方が変わってしまい、
同じヘッドランプなのに配光が狂ってしまったり、カットラインが崩れたりまったく出なくなったりします。
バルブの光源が純正電球のフィラメントに揃っているかどうかがポイントとなってきます。


ロービーム測定の対象車は、平成10年9月以降製造の車両であり、それ以前の車両は対象外となっています。
と言う事は・・・、ミラジーノは平成11年3月のデビューですので・・・
測定の対象となりますね。

他には、ヘッドライトの性能を表すカンデラの数値や、
ハイビーム使用時にメーター内のハイビームインジケータが点灯するか、などがあります。

バルブを選択する際はそのあたりに注意して製品選びをする事をお勧めします。

 

バルブ交換もオススメのカスタムのひとつです

ハロゲンバルブ、HID、LEDへの交換はメジャーになっており、
暗く感じるのであれば、バルブ交換はオススメのカスタムのひとつです。

ルマン24H耐久レースでも、ライトの光量アップでタイムが短縮されたりと、光量アップは夜間走行時の安全性も向上します。

 

売却の際は査定にちょっと注意

社外バルブに変更する場合、カプラーオンの商品への交換であれば問題はないのですが、
車体側のカプラを変更している場合は、買取りの際不利になる事もあります。

不具合が発生した場合、原因の切り分けの対象部位になることや、切り分けが困難になるため、
業者様によっては査定が下がる対象とされるかもしれません。

当社は自社の工場で、修理、カスタムを行っているので、DIYされた車両でも適正価格で評価させて頂きます。

当店では、カスタム、販売はもとより、買取も強化中ですので、
もし・・・もし手放すのであれば、一度ご相談頂ければ幸いです。

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