こんにちは、TICSミラジーノです。
ここ最近の厳しい暑さ、日差しの強さにぐったりしてしまう方も多いのではないでしょうか。実は、人間と同じように「車」もこの暑さにやられています。とくに注意したいのが、車の足元=タイヤです。
気温が高い日は、アスファルトの路面温度が50〜60℃近くになることもあります。高温の環境に毎日さらされているタイヤは、ダメージを受け、「夏バテ」状態になっていることも。
今回は、夏に起こりやすいタイヤトラブルの原因や、日常の中でできる対策をご紹介します。安全なドライブのために、ぜひチェックしてみてください!
夏の高温がタイヤに与える影響とは?「夏バテ」に注意!
ゴムが劣化しやすくなる
夏の強い日差しと高温は、タイヤのゴムにとっても過酷な条件。ゴムが柔らかくなったり、紫外線の影響でひび割れが起きやすくなります。とくに片側だけ日光が当たるような駐車環境だと、劣化に差が出ることもあるので要注意です。
空気圧が不安定になる
タイヤの中の空気は、気温の影響を受けやすいものです。気温が高くなると空気が膨張して、空気圧が上がりすぎることもあれば、早朝や雨の日には一時的に下がることも。適正値を外れると、走行中のふらつきや偏摩耗、最悪の場合バーストにつながる可能性もあるので、ちょっとした変化でも見逃せません。
摩耗が早まる
夏の路面はとにかく熱いです。その上を長時間走ると、タイヤはどんどん削られていきます。渋滞でストップ&ゴーが続くようなシチュエーションでは、思った以上にタイヤが消耗しています。
タイヤの「夏バテ」を防ぐ4つのポイント
空気圧はこまめにチェック
夏場は気温の変化も激しいので、1〜2週間に1回のチェックがオススメです。お出かけ前や長距離運転の前には、ぜひ習慣にしたいところ。
- 朝の涼しい時間帯に測定するのがベスト
- 適正な空気圧を保つことで、燃費や乗り心地にも差が出ます
- 車種によっては前後で指定圧が違うこともあるので注意しましょう
溝と偏摩耗をチェック
タイヤの溝が浅くなっていたり、片側だけ極端に減っている場合は危険信号です。雨の日のスリップやブレーキの効きにも関わるので、月に一度は点検をしましょう。
- スリップサインが見えたら、すぐ交換を検討
- 偏摩耗が見られる場合は、アライメント調整が必要なことも
ひび割れ・キズも見逃さない
タイヤの側面(サイドウォール)に細かいヒビや、何か刺さったような跡がないかをチェック。パンクやバーストの原因になるので、日頃から意識して見ておくと安心です。
ローテーションで長持ちさせる
前後・左右のタイヤを定期的に入れ替えると、摩耗を均等にし、タイヤの寿命を延ばせます。目安としては5,000〜10,000kmごとがオススメです。
もしものときも慌てないために
パンクしてしまったら
まずは焦らず、安全な場所に停車してハザードランプを点灯しましょう。高速道路や交通量の多い場所では無理をしないことが大切です。JAFやロードサービスに連絡してプロに任せるのが安心です。
バースト(破裂)にも注意!
夏の強い日差しと高温のアスファルトにさらされると、タイヤ内部の空気が膨張しすぎて突然バーストするケースもあります。パンクよりも危険度が高く、走行中に起きるとハンドルを取られて事故につながるおそれもあります。事前に空気圧やひび割れのチェックをして予防しましょう。
異音や焦げ臭さはブレーキトラブルのサイン
長い下り坂や渋滞時のブレーキ多用で、ブレーキに負荷がかかりすぎる「フェード現象」があります。異音や焦げたようなニオイに気づいたら、すぐに停車し冷却と点検を優先してください。
タイヤをいたわって、夏のドライブをさらに安全に!TICSにご相談ください!
暑い時期の運転は、人にも車にも負担がかかります。タイヤは、とくにダメージを受けやすい部分。だからこそ、日常的な点検とちょっとした気配りが、大きなトラブルを防ぐカギになります。
「何か違和感があるけど、どこに見てもらえばいいのか分からない」など少しでも不安を感じたら、ぜひTICSにご相談ください。